現在発売中のロッキング・オン2月号では、クリスティン・マクヴィーのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「(最も大切な曲は)“ソングバード”。
ある日、午前3時半にふと目が覚めて、歌詞、メロディ、コード、すべて30分くらいで出来あがったの。
まるで天使からの贈り物のようだった」
フリートウッド・マックがステージから観客を見つめ、観客もまた彼らを見つめ返す時、そこにはステージを挟んで共通する、驚きの感情がある。どちらの側にも「本当に存在していたんだ!」との思いがあるのだ。メンバーが目にしているのは、3世代にわたるファンだ。様々な理由でこのバンドに惹かれたファンは、彼らの音楽の奥底に流れる家族のような連帯感、そして離合集散を繰り返す、その融通無碍で複雑な成り立ちに感慨を覚えている。このような道を歩んできたバンドは、世界広しといえども彼らしかいない。
フリートウッド・マックは多くの別れや痛みを経験し、障害を乗り越えてきたことで知られる。成功をほしいままにしながら、凋落の危機を何度も迎えたが、バンドのギタリストで楽曲制作の指揮をとるリンジー・バッキンガムの口癖によれば「最終的に勝利を収めた」のだ。
シンガーにしてキーボード奏者であり、バンドの多くのヒット曲を手がけてきたクリスティン・マクヴィーだが、一度は音楽活動を完全に引退していた。
マルチプラチナに輝いた大ヒットアルバム『噂』をレコーディングした当時のメンバー5人が再集結し、ライブアルバム『ザ・ダンス~グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』を残した97年のツアーが終了した翌年に、クリスティンは「これが最後」との覚悟で飛行機に乗り込み(当時は飛行機恐怖症をわずらっていた)、イングランドへ戻った。その後は過去の自分とほぼ完全に決別し、音楽界とはまるで縁のない生活を送る。だが徐々に、かつての生活を恋しがっている自分に気づく。
(以下、本誌記事へ続く)
クリスティン・マクヴィー(フリートウッド・マック)の記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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