フリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスが、「中絶していなかったら、フリートウッド・マックは存在していなかっただろう」と語っていることがわかった。
「The Guardian」のインタビューを報じた「Consequence of Sound」によると、スティーヴィーは 、9月に中絶を選択する権利や同性婚を支持していた米リベラル派の最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグが亡くなったことを受け、自身の中絶の体験を明かした。
1979年にイーグルスのメンバー、ドン・ヘンリーとの子どもを中絶したスティーヴィーが次のように胸内を明かしている。
「もし、私が中絶していなかったから、フリートウッド・マックは存在していなかっただろうと確信している。その当時、バンドは絶えずハードに働き続けていたから、私は子どもを持てるはずがなかった。周りにはいっぱいドラッグがあったし、私もたくさんドラッグをやっていた……。(子供を生んだとしても)私は立ち去らなければならなかったはず。
それに、バンドが世界に届けようとしていた音楽が、多くの人の心を癒して幸せにするとわかっていた。それで私は思ったの。『それって、すごく重要なことだな』って。世界に、2人の女性リード・シンガーとソングライターがいるバンドは他になかった。それが私の世界に対する使命だったの」
なお、先月にスティーヴィーはギンズバーグ最高裁判事が亡くなった際、「彼女は私のヒーローだった。彼女は私のため、全女性のために闘った」と追悼の意をSNSに投稿していた。
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