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 思い返せば我らの2004年は谷中の絶叫と10人の男気溢れるパフォーマンスで幕を明けた。1年前の今日、カウントダウンを見事にキメてくれたスカパラが、再びこの場に立つ。スカパラで始まりスカパラで終わる1年――最高じゃないか。フロアはすでに超満員状態。すごい熱気だ。
 13分押しでメンバー登場。大きな手拍子が湧き上がる。そして1曲目、“火の玉ジャイヴ”! イントロからいきなり狂騒のカオスに叩き落されるフロア。拳は上がるわ体は上がるわ、辺り一面ぼこぼこ沸騰している。10人の男達が湧き上がる熱情を音にビートに変換して四方八方にぶっ放し、爆発寸前の強烈なエネルギーが会場全体に膨れ上がっていく。
「音楽に没入して、我を忘れ時間を忘れ、年を忘れて踊ってくれ!! 闘うように楽しんでくれよ!!」――谷中のMCに割れんばかりの歓声で応戦するオーディエンス。“さらば友よ”で北原の激渋ブルージーな歌声が響いた後、“All or Nothing”で再び絶頂へ。谷中の言葉通り、みんな音楽に没入し、魂を解放して飛び跳ねる。最後は“ルパン3世 ’78”“Down Beat Stomp”で更なる怒涛のクライマックス。これだけの人間がひとり残らず熱狂し、一斉に踊りまくる光景なんて見たことない。ステージとフロアの双方から発せられる莫大な陽のエネルギーが至るところでスパークし、桁違いの狂騒のダンス空間を生み出している。圧倒的な光景だ。またしてもカウントダウン・ジャパン史上に残る驚異的な盛り上がりを生み出したスカパラ軍団。本当に息つく間もない40分間だった。(有泉智子)

1 火の玉ジャイヴ
2 5days of TEQUILA
3 SKA ME CRAZY
4 STROKE OF FATE
5 Natty Parade
6 さらば友よ
7 (We Know It’s)All Or Nothing
8 (新曲)
9 ルパンⅢ世'78のテーマ
10 Down Beat Stomp