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 フロアは後ろまでギッシリと満員! そしてみんなが思い思いに踊りまくっている。初日のトリを飾ったスカパラの登場で、 EARTH STAGEは巨大なダンスホールに一気に変わってしまった。初っ端には“ゴッドファーザー 愛のテーマ”のカヴァーで哀愁あるメロディを見せたかと思うと、“5 days of TEQUILA”、そして“SKA ME CRAZY”で一気に盛り上がりが発火! 「今日はいつもより一体感を増して、暴れまわってくれ! でも倒れそうなやつがいたら抱きとめてやれよ!」との谷中敦のMCの通り、激しくもピースフルな雰囲気が広がっていく。何よりこのスーツ姿の10人衆、熱狂を作り出すことにかけては百戦錬磨の達人なのだ。単に曲をプレイしていくだけじゃなく、“メリーさんの羊”やらベートーベンの第九やら、いろんなフレーズをスカにのっけて披露する。ソロ回しも華麗に決め、キメのフレーズでは怒涛のようにキャッチーなメロディの応酬を繰り広げる。これで盛り上がらない、楽しめないわけがない!
 中盤ではハナレグミの永積タカシをゲストに迎えた新曲“追憶のライラック”などムーディな展開を見せ、終盤には再び問答無用のパーティ・ナンバー連打。必殺の“ルパン三世’78のテーマ”に“Tongues Of Fire”で本編は終了。そして、その熱気もさめやらないままアンコールは “Down Beat Stomp”だ。まさに息もつかせぬスカパラ流エンタテインメントの饗宴! 初日EARTH STAGEは盛り上がりの沸点を突破したまま幕を閉じた!(柴那典)