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初日のGALAXY STAGEも残すところ2アクト。いよいよ、ロック界のみならず、日本中をキュートに席巻した「2005年の顔」、木村カエラの登場だ! ピンクのプリーツスカートをはためかし、クルクルと回転しながら登場してきた彼女。ああ思ったよりも小さい、ああやっぱりかわいい……。いきなりハッピーな雰囲気に包まれたライヴは、お馴染みのヒットナンバー“リルラリルハ”からスタート! 会場は当たり前のように大合唱。そのあとも気負ったところのない堂々とした佇まいで、“Twinkle”、“誰”、“BEAT”と軽快なロックナンバーを繰り出す。ちょっとセンチメンタルな新曲“YOU”を挟んで、ポップな魅力が全快の“You know you love me?”で弾けてフィニッシュ! 本当にあっと言う間、キラキラした瞬間を積み重ねたような眩しいライヴだった。




パンパンに膨れ上がったGALAXY STAGEが迎え撃つのは、現在日本最強の3ピース=ストレイテナー! “DISCOGRAPHY”が始まるや、会場が揺れる揺れる。さらに、矢継ぎ早に繰り出される必殺の高速ナンバー“A SONG RUNS THROUGH WORLD”、“TRAVELING GARGOYLE”。日向は前後に激しく頭を振り、リズムを刻むホリエの左足が激しく上下する。そして、ナカヤマのスティックのひと振りひと振りが「親の敵!」とばかりに馬鹿デカい! つまり、今日もテナーは絶好調。圧巻だったのは、新曲“The Novemberist”から、無数の拳が上がりまくりの“KILLER TUNE”を挟んで、ラスト“MAGIC WORDS”への流れ。会場全体がでっかい球になってバウンバウン弾んでいるような最高に幸せな高揚感があった。「ビール飲みたいよね、だからサクサクやって終わろうかな(笑)」なんてホリエは言っていたけど、何杯でも好きなだけビールを奢ってやりたい――汗いっぱいの爽快感に満たされてそう思ったのは、僕だけじゃないはず!(小柳大輔)