Hiroのあまりにも深い孤独は、もっともっと様々な形の音楽的エネルギーに形を変えて、もっともっと大きな物語を描くことを求めている。
そしてオーディエンスに「どうか力を貸して支えてほしい。その代わり、見たことのない場所に必ず連れていく」と語りかける正直さ。
「生きる」ことと「音楽をやること」があまりにも切実に直結しているから、彼らはオーディエンスに率直過ぎるほど率直であるしかないのだ。
でも、だからこそ彼らは、自分達と同じように強く「愛」を求める人たちの存在を力に変え続けて、その代わり、何度折れそうになっても何度でも立ち上がり、いつか約束の場所に僕らを連れていくような気がしてならないのだ。(古河)