110分間、ふたりきりの世界。太田基裕×牧島輝はミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』をどう演じるのか?

110分間、ふたりきりの世界。太田基裕×牧島輝はミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』をどう演じるのか?

CUT12月号で、ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』にご出演の太田基裕さん×牧島輝さんのインタビューを行いました! 110分間ふたりきり、舞台から降りることなく進んでいく本作。数多くの舞台経験のあるおふたりですが、ここまで密にふたりの関係性を作っていく作品に巡り合うことはなかなかないようで、その意気込みや決意をたっぷりと語っていただきました。

人間って完璧じゃないし首尾一貫してないし面倒臭いけど、そういうものだし、そんな醜いところも含めて美しいなあって感じさせてくれるお話だと思います。それに、たとえばアルヴィンの死の真実が明かされないように、お客さんが想像できる余白が多くて、それがまたいいなと思いました。答えを強要するのではなく、この作品で何を感じてどう自分の人生に落とし込むのかが観る人それぞれに託されている。だからこそ僕たちはセリフ以外の部分でもいろいろ感じ取ってもらえるようにしなきゃいけないですよね。喋らずとも歌ってなくとも、ずっと見つめ合ってるだけで「あ、なんか見ていたいな」って思わせる感じが出せたら、観る方の想像力もより刺激できるんじゃないかなと(太田)

想像してもらうことが大事だっていうのは僕も思いました。ちょうど話の中にも、君の頭の中にはいくつもの物語があって、それを書くだけだよ、っていう内容のアルヴィンのセリフがあるんですけど、今回板の上にふたりだけで衣装もセットもそんなに変わるわけでもない、限られた空間の中で、子どもの頃から高校生や大人まで成長した姿を演じるわけじゃないですか。それってもう僕たちのお芝居だけで成立させるものじゃなくて、やっぱり僕らがお客さんの想像を掻き立てることで一緒に作ってもらう要素が強くて。もしそれができたら、衣装やセットに変化がないからこそ世界が広がるんじゃないかなと思いました(牧島)


インタビュー中も仲の良い雰囲気が伝わってきて、この関係性がどう舞台に生きてくるのか、とても楽しみになりました! CUT12月号で、全貌をぜひチェックしてください!(畠山このみ)

CUT12月号は現在以下にて購入可能です。

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