窪田正孝さんのインタビュー記事を、発売中のCUT5月号に掲載しています。
先日開業した東急歌舞伎町タワーの中に施設を構える「THEATER MILANO-Za」のこけら落とし公演『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』への出演を控える窪田さん。『エヴァ』という大きな壁への挑戦、そして自身のさらなる進化に向けた思いを、プレ稽古直後に伺ってきました。
僕らができるのはアナログな表現でしかないから、「『エヴァ』ってこうだ」っていう先入観を抜きにして、観てもらえたらいいですね。今回、『エヴァ』とは言いつつ内容はオリジナルなので、やれることはたくさんあるし、演出家の中にはいろんなアイディアもあるみたいですけど……アニメを離れたオリジナルのほうが、むしろ難しいところもあって。(中略)そこでの戦いに、むしろやりがいを感じてます。僕は『エヴァ』が好きだから、もちろんアニメや庵野(秀明)さんへのリスペクトは忘れないですけど、その上で、どれだけ新しいものを作れるか、です
あんまり情報を見せていかないほうがいいのかもしれないです。それこそ余白じゃないですけど――「『エヴァ』はこうだよね」っていうものって、みんなの中にもうあるじゃないですか。セカンドインパクトが起きて、地球がどうとか、人類がどうとか。もちろんそういう情報や設定は大事なんだけど、それにとらわれず、ひとつのクラウドのようにその瞬間だけは共有できるような、観る方の記憶の中に入っていけたら、やる価値があったのかなって思います。でもこれ、ちゃんと稽古が始まったらまた全然言っていること違うかもしれない(笑)。今の自分の想像では、そんな感覚ですね
「『エヴァ』を舞台化? どうなるんだろう?」そのつかめなさをあえて大切にしたいと思える窪田さんの想い、ぜひインタビュー全編で感じてください!
そして撮り下ろしポートレートは、いつでも自身に挑戦を課し続ける窪田さんを、俯瞰で、接写で、さまざまな角度から撮影しました。繊細な色味と質感、濃淡で仕上がっていますのでこれは絶対絶対!お手に取って現物をご覧になっていただきたい!です。(田中春香)
CUT5月号は現在以下にて購入可能です。