先日配信開始となったNetflix映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』で、ゾンビに追われながらも存分に世界を楽しむ青年・アキラを演じる赤楚さん。完成した作品を観て「初めての感覚を抱いた」という本作について、インタビューの一部を抜粋してご紹介します。
自分が出ている作品を観てこんなに心がぐっちゃぐちゃになったのは初めてでした。もちろん明るく前向きな気持ちになれるんですけど、「これ、どんなジャンルの映画ってことになるんだろう?」って思ったりもして(笑)。いろんな要素が詰め込まれているけどスピード感もあって、新感覚の映画に仕上がったんだなって思いました
(”心のぐちゃぐちゃ”というのは)やっぱり嬉しさですね。エンドロールの一番最初に“赤楚衛二”っていう文字が出てきて嬉しかったりとか。でも、ワンカットワンカット丁寧に撮影していたので、それがシーンとしてわりとさあーっと流れていったりしてるところにはちょっと寂しさも感じつつ(笑)。ただ、本当にこだわって作っていたので、完成した映像の中にそのこだわりを見つけると、めちゃくちゃ当時の思い出が蘇ってきました。全編CGを駆使しているので撮影中はわからなかったところの全貌が見えて「こんな感じになったんだ!」って思ったり、そういう意味でいろんな感情がぐるぐるしていました
また、4月クールの連続ドラマ『風間公親 教場0』『ペンディングトレイン』そして現在放送中のドラマ『こっち向いてよ向井くん』へと、今年も役者として全力で駆け抜け続ける赤楚さんに「頑張り続けられる理由は?」と尋ねるとこんな返答が。
――何というか……ヒーローですね。観てくださってる人がいるから頑張らなきゃと。自分のためだけだったらできないです。だからたぶん、エネルギーがあるとかじゃなくて、作品に携わらせてもらった責任というか……覚悟とか、使命みたいなものですかね、僕を動かしてるのは
いやいやいや(笑)。でも、そうですね、弱音もいっぱい吐きたいですし……普通の人間なんだと思います。全然、前向きなメンタルおばけな感じではない。でも、周りの人や、観てくれる人がいるから頑張れる。今日も『ゾン100』を観てほしいって気持ちでここにいますし。原動力はひとつじゃなくて、そういうたくさんのものが僕を頑張らせてくれてるんだと思います
俳優としての原動力や主演の責任、覚悟など赤楚さんの真摯な一面に触れられるインタビュー全文は誌面にて!
撮り下ろしポートレートは今回、少しクールだったりアンニュイな表情にも迫りました。ぜひ感想いただけたら嬉しいです!(田中春香)
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