発売中のCUT9月号で、『TRUMPシリーズ』特集をお送りしています！
劇作家・末満健一さんによるオリジナル演劇作品『TRUMP』（2009年）から始まった『TRUMPシリーズ』。時間軸を前後するいくつもの演劇作品でその世界を広げてきたシリーズが、この夏、新たなTVアニメ『デリコズ・ナーサリー』で展開！――ということで、今回CUTには、主人公ダリ・デリコの声を務める森田成一さんにご登場いただきました。以下、一部インタビューを抜粋してご紹介します。
――舞台として続いてきた『TRUMPシリーズ』が、初めてアニメ化されます。最初に聞いた時、どう思いましたか？
この例はあまり見たことがなくて。とても新しい試みだなと思うのと同時にちょっと怖さもありました。（中略）僕たちがやっているアニメ作品が舞台化されることは多いのですが、役者さんたちに「もとの世界観を壊してしまうかもしれないのが怖い」という悩みがあるとお聞きしていたんです。それで僕たちの演技を踏襲してくださる方もいたりして。その怖さを今、自分が経験することになりました。良い経験ができたなと思います
『TRUMPシリーズ』の中にいろんなエッセンスが込められている……大きな世界が既にできていますからね。だから普段以上に、最初からいろんなものを標準装備した状態でいかなきゃいけない。（『ドラゴンクエスト』でいうと）“ぬののふく”と“こんぼう”だけで始められるのなら、いいんですよ。だけど『デリコズ・ナーサリー』は初っ端から“ロトのよろい”を着て剣とか持っている状態から始まっていて。まだレベル１なのに、レベル700くらいの武器を持ってしまっている（笑）
演じる役にどう向き合ったのか、そして作品世界をどのように作り上げていったのか。森田さんの広い視野を感じることができるインタビューになっていると思います。こちらのブログには、撮影後のにっこり森田さんをお届け。誌面にはゴシックな『デリコズ・ナーサリー』の世界観を踏襲した重厚感ある撮り下ろしショットを掲載していますので、インタビュー全文と合わせてぜひチェックしてみてください。
そして特集には、舞台『マリオネットホテル』でダリ・デリコを演じる染谷俊之さんのインタビューも掲載しています！
『TRUMPシリーズ』を知っている方はもちろん、知らない方にも楽しんでいただける特集になったと思いますので、CUT9月号、ぜひお手にとっていただけると嬉しいです。（山下茜）
CUT9月号は現在以下にてご購入可能です。
