RIP Dennis Hopper

RIP Dennis Hopper
先日、前立腺がんとの闘病の末に74歳で他界したデニス・ホッパー。
以前、CUTで「ロックが宿る俳優たち」という特集で紹介したように、主演/監督作である『イージー・ライダー』をはじめ、彼はアメリカン・カウンターカルチャーとは切っても切り離せない存在であった。
米『ローリング・ストーン』のピーター・トラバースがそんな彼がもっとも輝いていた出演作を5本あげている。
『イージー・ライダー』『地獄の黙示録』『ブルーベルベット』『勝利への旅立ち』『レッドロック/裏切りの銃弾』の5本だ。確かにロック。
RIP Dennis Hopper
個人的には脇役であるけど『トゥルー・ロマンス』における彼がすごく印象に残っている。特にタランティーノ節が炸裂する、クリストファー・ウォーケンとのやり取りは凄まじい。何度観ても興奮する。
RIP Dennis Hopper
あと見落とされがちなのは、彼の監督としての手腕。『イージー・ライダー』は歴史に残るだろうけど、80年代にロサンゼルスで育った自分としては、彼が88年に発表した監督作『カラーズ 天使の消えた街』のインパクトは大きかった。
これまた、当時メインストリームに完全に無視されていたアメリカン・カウンターカルチャー(=ギャングスタ・カルチャー)を鋭く捉えた作品である。

本当に偉大な才能を失った。REST IN PEACE。(内田亮)
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