そういえば、だいぶ前に発表されていた、今年の上半期映画興行収入ランキング。
1位『アバター』、2位『アリス・イン・ワンダーランド』、3位『カールじいさんの空飛ぶ家』と不調だと言われ続けている洋画が上位で健闘しているのも意外だったが、『名探偵コナン』や『ドラえもん』などのお約束ムービーに抑えられているとはいえ、公開わずか1ヶ月だった『告白』がトップ10圏内に入ってたのが、とにかく素晴らしかった。
もう何度もこのブログで言ってるだけに、いまさらなんだけど、この映画、本当に映画史に残ると思えるほどの衝撃作なんで、それがちゃんと支持されているのは嬉しい限り。
観てから、色んな人に勧めているんだけど、今のところ観た人誰ひとりとしてヌルいリアクションをする人はいない。好きか嫌いかは別として、とにかく熱いリアクションしか喚起させない映画は、本当に久しぶり。まだ公開中なんで、未見の方は、是非、このランキングにおける成績をちょっとでも伸ばすために、観てほしい。
なお、最新チャートでは初登場1位の『ハナミズキ』に押されて、2位にランクダウンした『借りぐらしのアリエッティ』だが、あいかわらず数字的には大健闘している。既に動員は600万人を突破し、興行収入も70億円を超えた。公開6週目だけど、その勢いに衰えは見えない。
『トイ・ストーリー3』もまたすごい。こちらは7週目にして動員630万人を突破。入場料がちょっと割高の3Dで上映されていることもあり、興収は93億円を超えたとのこと。これもすごすぎ。
上半期のランキングも面白かったけど、年間ランキングも相当加熱しそうで、楽しみだ。(内田亮)
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