CUT8月号が大詰めだったこの一週間、正直かなり忙しかったんだけど、その間隙を縫い合わせるようにしてせっせとプレイしていたのが、この『Rewrite』。
ゲームレーベル、Key待望の最新作で、本当に待ちに待った作品。

この前も書いたんだけど、個人的には麻枝准シナリオでの感涙率100％なので、彼が音楽のみで参加している『Rewrite』は普段のKey作品とはちょっと違う気分でプレイし始めたところがある。
実際、麻枝シナリオ作品と比べても、キャラクターの背景はかなりダークだなーと思ったし、そういう意味で言うと、『Rewrite』は”泣き”のその先を目指した作品なんだと思う。
ただし、かなりいい。
すべてのシナリオのクリアまではもうちょい時間がかかりそうだけど、逆に言うと、しばらくはこの時間が過ごせる。嬉しい。
あ、CUT８月号でちょこっと原稿書きました。

あといつも思うんだけど、ビジュアルノベルって、”ノベル”とはいえども、小説ともマンガとも、もちろん映画ともまったく違うエモーションの立ち上がり方を感じる。
画と音楽、セリフとSE、そういった映像ならではの強みはもちろんあるけれど、それ以上に、シーンの切り替わりや会話のテンポ感を完全に自分の”クリック”で操れるのがいい。
ただでさえ周到に組み立てられた感傷の塊を、自分の一番気持ちいいタイミングで浴びられるというか。

いずれにせよ、いい週末になりそうです。（小柳）