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    CUT5月号必見ページ:『坂道のアポロン』特集

    CUT5月号必見ページ:『坂道のアポロン』特集

    ジョニー・デップ@『ダーク・シャドウ』が表紙のCUT5月号、絶賛発売中でございます。
    ジョニー×ティム・バートン特集も相当な気合で作ったんでぜひとも楽しんでもらいたいんだけど、中面では、春アニメにもしっかりフォーカスを当てております。

    そのひとつが『坂道のアポロン』。
    ノイタミナで放送中のこのアニメは、渡辺信一郎監督×菅野よう子、つまり『カウボーイビバップ』のタッグが復活!ということでオンエア前からかなり盛り上がっていたわけですが、どうですか、みなさん観てますか?
    しかし、本当にいいアニメだと思う。
    というか、ナベシン監督、やっぱりすごい。
    なにがすごいのかって、ひと言で乱暴に言ってしまうなら、身体性への執念、ということになるんですが、『アポロン』でいうところの演奏シーン、とりわけ千太郎のドラム演奏シーンのクオリティはちょっとハンパじゃない。
    で、その演奏シーンにおけるリアリズムを実現するためには、そして、演奏シーンに説得力を持たせるためには、やっぱりどうしても菅野さんの力が必要だったんだろうなあ、とも思う。
    いずれにせよ、音楽を題材にしたアニメとしてはちょっとすごい水準を志した作品だと思います。

    そんなわけで、今回CUTでは、ナベシン監督と菅野さんの対談をやらせてもらいました。

    まあもちろん、めちゃくちゃおもしろい。
    なんせ、途中から「インタビュアー=菅野よう子」みたいな状態になってますんで。
    ひとつの単語でものすごい情報量を伝達しあうような、符牒だらけのやり取りのような、おふたりのアクロバティックなコミュニケーションにこちらも圧倒されてしまって、インタビュアーとしての本来の仕事をすっ飛ばしてしまった感がある。
    あるけど、結果、最高におもしろいものになっております。
    そこは自信満々ですので、ぜひに。

    さらに、今回の『アポロン』特集には原作者の小玉ユキ先生にも登場してもらい、『アポロン』が生まれてきたそもそもの経緯についてがっつり語ってもらってます。
    個人的には、あまりに衒いと照れのない青春の描き方に、逆に強烈な違和感を抱いていたので、そのあたりのスタンスを聞けたのが嬉しかった。
    また描き下ろしイラストは、キャラクターデザインを手掛けている結城信輝さんによるもの。これもラフが届いたときはほんとうに嬉しかったなあ。
    とまあつまり、ものすごく豪華な特集になっております。どうかお見逃しなく!(小柳)
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