サカナクションはZEPP ALIVEの度に化ける
2012.06.19 22:10
6都市9公演のZEPP全国ツアーのファイナル。
100%の気迫と100%の計算が融合した、本当に200%のライブだった。
北海道時代の曲から8月29日にリリースされる新曲“夜の踊り子”までかなりアッパーでダンサブルなセットだったが、その中で照明なしの暗転状態で演奏された“壁”と、最新シングル“僕と花”のカップリング曲“ネプトゥーヌス”が特別なメッセージを放っていた。
かさぶたになる前の傷口のような心をずっと抱えているからこそ音楽に全てを託す山口一郎という男のテーマのような2曲。
このパートでそれを純粋に表現できているからこそ、ライブ全体としては、よりストロングスタイルのサカナクションを観せることができるようになったのだろう。(古河)