今週発表された米ボックスオフィス。
初登場1位になったのは”The Possession”というホラー映画だった。
一度、このブログでも紹介したことがあるんだけど(http://ro69.jp/blog/cut/68098)、なんぼサム・ライミのプロデュースという看板があるとはいえ、いかにもよくありそうなこの映画がまさか1位になっちゃうとはなぁ……(でも、今年最低売り上げでの1位らしい)。
まあそれくらいアメリカにおける、夏〜ハロウィーンくらいの季節は、ホラーが観たくなってしかるべき時期として認知されてるってことなんでしょうか。
そんな中、本国で9月下旬に公開される、自分も大変気になっているホラー映画が”House
at the End of the Street”。
主演は今をときめきまくっていて、彼女を眺めていると(個人的に)もうどうかしてしまいそうになるジェニファー・ローレンス。
基本的な設定としては、まず、離婚した母親とその娘が引越しをしまして、その引っ越した家は家賃が異常に安いんだと。
それはなんでかというと、隣の家で、一家が惨殺された猟奇殺人事件があったからなんだと。
で、ジェニファーが演じる娘は、その隣の家における唯一の生存者であるイケメンと親しくなってしまい……さて、どうなる、というお話。
トレイラーを観る限り、正直どこまで面白い映画になっているのかはわからない。(http://www.imdb.com/title/tt1582507/)
わからないけれど、ジェニファー・ローレンスはどんな映画に出たって、最高クオリティの(かつ、どこか素朴なキュートネスを隠し切れない)パフォーマンスを見せてくれている、ということはよーくわかる。
あと、母親役に、これまた抜群にうまい(かつ、どこまでもたまらん色気を隠し切れない)エリザベス・シューが配されているというのも100点。
だからまあ、それだけでいいや、っていうのが正直なところなんですが、スリラーのクリシェを地でいく、ベッタベタなびっくり演出はぜんぜん嫌いじゃない。
正直あんまり工夫のないホラーなんじゃないか、という気がしないでもないけど、やっぱり正しいホラーは難しいこと考えずにキャーキャー言えないとね、という気もする。
日本で公開するかどうかもわからないけれど、9月28日から公開される『ハンガーゲーム』でジェニファーの人気に火がつき、彼女の出演作がバンバン劇場にかかるようになるとうれしいなあ。
あ、『ハンガーゲーム』はCUTでも特集しますので、乞うご期待です。(小柳)