妄想が生んだ一冊 ── ロッキング・オン最新号 編集後記

妄想が生んだ一冊 ── ロッキング・オン最新号 編集後記
編集会議の巻頭特集の企画出しの議論の最中にふと思いついて「ザ・キュアー・アンド・ザ・スミスってどうかな?」と言ったら、わりとすんなりと「それ、いいんじゃないですか?」という空気になって、「じゃあそれでいこう」とすぐに決まってそこから全員が一丸となって制作を進めることができた。
企画を立案した張本人の僕としてはそれが少し意外だった。
そもそもスミスとキュアーの2バンドの表紙というのは異例だし、ビートルズとストーンズとかオアシスとブラーというほど誰もがすぐにピンとくるカップリングではない。
しかも編集スタッフは僕以外は全員が20歳代で、40歳代以上のロックリスナーほどはピンとこないはずだと思ったからだ。
でも彼らは彼ら世代の独自の感覚でピンときて、しかも興味津々で全力で力を発揮した。
写真のセレクトや記事の方向性も的確で、僕が隅から隅まで細かくディレクションする必要もなく、クオリティーの高い誌面が作られていった。
やっぱりキュアーとスミスには特別ななにかがある。
それが出来上がった一冊の雑誌として可視化されただけではなく、その制作過程においても証明されたと僕は感じた。
読者のみなさんはどう感じられましたか?(山崎洋一郎)

ロッキング・オン最新号はこちら https://rockinon.com/blog/yamazaki/214924
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