EXO、知ってますか?
2013.09.25 21:52
本国において、あの東方神起もBIGBANGも少女時代もやってないことを、デビュー1年半でやってのけてしまったという、今、韓国音楽界をもっとも賑わせているのがEXO(エクソ)というグループです。
6月にリリースされた1stアルバムが本国で74万枚のセールスを記録し、韓国音楽界12年ぶりの快挙を達成した彼ら。日本でも、輸入盤がすでに6万枚のセールスを突破しています。
このEXO、メンバー総勢12人という大所帯。デビュー時は韓国を拠点に活動するEXO-Kと中国拠点のEXO-Mに分かれて6人ずつで活動し、今回のタイミングで初めて12人全員で活動しています、が、勢ぞろいすると、それはもう圧倒的。
個人的には去年のデビューから注目していますが、その時から思っているのは、荒削りな部分もあるものの、メンバーのそれぞれの個性に特化したパフォーマンス能力が非常に高いということ。加えて、デビュー時、一般ウケしづらい独特な世界観を打ち出した楽曲を出してきたという、そのまったく媚びないストイックな姿勢にも好感が持てます。
そして、1年半沈黙し続けてファンの飢餓感を煽りに煽りまくってリリースしたこのアルバム。1年半かけてパフォーマンスのクオリティをさらに上げてきたのは言わずもがな。
狼をモチーフにした今作のメイン曲は、これまでの世界観を踏襲したもの。でしたが、そのあと、同タイトルに数曲追加して再発したリパッケージアルバムのメイン曲”Growl”が、「そうきたか」と。
楽曲もビジュアルも、ここで一気にリスナーとの距離を縮めてきたという印象。本来の彼らが持っている柔らかさとか、等身大の親しみやすさが前面に出てきたのがこの大ブレイクに繋がったのでしょう。
展開が多彩でメロもしっかりしている楽曲は、最近のK-POPにはあまりないテイストだし、ワンカットで撮ったこのMVも、K-POPが避けがちな”生っぽさ”があっていい。12人の強みをフルに生かしたフォーメーションとカメラワークも面白い。
と、いろいろ言っていますが、とにかくEXO、ご注目あれ。
今年、彼らのパフォーマンスを日本で見られるチャンスは今のところ、来月開催される所属事務所のイベント・SMTOWNのみ。
いやあ、見たい!!(中村)