FKA Twigsの初来日公演を観た。サウンドやパフォーマンスそのものは異なるものの、James Blakeの初来日公演に圧倒された時の記憶が蘇った。超満員の観客の間に満ちた熱気も含め。
世俗的なのに神聖で、崇高なのにアート然とした嫌味がない。女性アーティストがステージ上で踊る時、そこにはどうしてもセクシーさか学芸会的なアマチュアリズムのいずれかが伴うと思う。しかしTwigsは、プロフェッショナルな踊り子としての経験と天性ゆえ、そうしたボーダーも超え、ある種性別をも超えるような表現力を手にしている。しかしながら、そこには絶対的な、「見ちゃいけない」レベルの官能性が息づいている。どうしたらこんなことが20代に可能なのか、驚きと不思議でいっぱいだった。ゾクゾクさせられっぱなし!
じつは昨日は取材も敢行。英国育ちらしい品の良さと知性とウィットでもって、自分の表現をものすごく客観的に捉えて説明してくれたので、そのあたりのことが伝わるかもしれない。インタビューの掲載号についてはまたこちらで書きます。というわけで上の写真は読書プレゼント用にもらったサインです。
あ、ライブ中にギタリスト君をどつく場面があったんだけど、あれもうちょっとやってほしかった〜(恥)