Vampire Weekend、HAIM等を手がける売れっ子プロデューサーとは?

  • Vampire Weekend、HAIM等を手がける売れっ子プロデューサーとは?
  • Vampire Weekend、HAIM等を手がける売れっ子プロデューサーとは?
  • Vampire Weekend、HAIM等を手がける売れっ子プロデューサーとは?
  • Vampire Weekend、HAIM等を手がける売れっ子プロデューサーとは?

ヴァンパイア・ウィークエンドやHAIM、Sky
Ferreira等、2013年にリリースされた名アルバムのプロデューサーにして2013年音楽界におけるキー・パーソンの筆頭、アリエル・レヒトシェイド。一体どんな人なのかなと思っていたら、Pitchforkのインタビューが面白かった。

http://pitchfork.com/features/update/9264-ariel-rechtshaid/

アリエルはアーティストとの関わりを恋人関係に喩えていて、例えばヴァンパイアの『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』やHAIMの『デイズ・アー・ゴーン』を制作する際は、「真面目に付き合う」感じで、ジャスティン・ビーバーの”Thought
of You"を作ったときは、「一晩だけの関係」みたいな感じで、ちなみに、ネット上でコラボしたい新たな才能を見つけるかという問いには、「それはネットお見合いみたいで俺の趣味じゃない」とのこと(笑)。

SSTのアーティストにはまり、LAでハイスクールをドロップアウトしてThe
Hipposというスカパンク・バンドでツアーに出て、その後インタースコープと契約。プレイン・ホワイトTs(懐かしい!)の”Hey There
Delilah"をプロデュースしビルボードHot100チャートに送り込んだ。

目下注目を集めているFKA twigsもアリエルのプロデュース。「ロンドンでたまたま会って、すごく野心的なところがいいんだよね。彼女みたいな音楽を作ろうとしている人はたくさんいるけど、もうちょっと孤立したヴァイブがあるっていうか、音楽を作らずにはいられないところがある」

一緒にコラボする際、アーティスト側は「”Climax”がすごく好きだからスタジオであれをやりたい」と言うこともあるけど、アリエルとしては「同じものをまた作ることに興味はないんだ。自分とアーティストのケミストリーがいいっていうのは、半分戦いみたいなことを意味する」のだそう。

アリエルはいかにも自分っぽいサウンドの型を作ることには興味がなくて、「セレブになるための探検じゃないんだから」とも。

最後に、アーティストと親密な関係を築かなくてはいかないのでは?と訊かれたアリエルは、「ミュージシャンと友達になろうとはしないけどね。でも、ディナーに出かけるだのっていうのは起こっちゃうことなんだよ。俺は母親からトヨタのカムリをもらってそれにずっと乗ってるんだよね。アッシャーもその車に乗ったし。でも、本当にポンコツになっちゃって、ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタムが自動車おたくだから『そろそろ車を買い換えろ』って俺に言ってきて、気づいたらアウディのディーラーでセールスマンを相手にロスタムと一緒に座ってた。2人とも、『アウディのA3を買えるだろ?』って怒鳴ってきてさ。だから慌てて買ったんだよ」
羽鳥麻美の「POP郊外散歩」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする