先週末さいたまスーパーアリーナ2デイズ、今週末大阪城ホール2デイズの、スピッツについて。
「変わらない」ということの代名詞のような存在。スピッツはそう言われることが多い。
変わらない音楽性。変わらないメンバー。サポートメンバーも、ずっとクジヒロコ。
何よりも、変わらないどころか下手をするとピーターパンじゃないかってくらい、年をとらない、メンバー4人のたたずまい。
マサムネに至っては、あの自由自在なハイトーンも、変わらない。普通、年食うと高い声、出なくなるもんなのに。
というのはもちろんあるが、さらにいうと、レコード会社も所属事務所も変わっていない。
より正確にいえば、所属事務所はロード&スカイからグラスホッパーに変わったが、これは別会社化というか暖簾分けみたいなもので、「やめて独立」みたいなニュアンスではない。
事務所社長の坂口さんは、デビューの時からのマネージャー。
ただ、そういうバンドは、そんな多くはないけど、他にいないことはない。
スピッツがすごいのは、「会社は変わっても付き合いは続く」というスタッフまでいることだ。
ディレクターの竹内さんは、もうずいぶん前にスピッツの所属するレコード会社を辞めて、他の会社に移ったが、スピッツの制作担当はずっと続けている。業務委託って形態なのだと思う。
それから、スピッツの関東地方でのライブを取り仕切るイベンター、フリップサイドの担当だった若林さんは、10数年前に会社を辞めて、ライブ制作会社ビンテージロックを設立したが、今でもスピッツのライブ制作を担当している。
というバンドは、スピッツくらいしかいない気がします。
だからなんだと言われると困るが。
写真は、こないだ出たアエラ。
表紙だったのでつい購入。
「これ10年前の写真」と言われても、何の疑いもなく信じると思う。