写真のこれ、11月18日にEMI MUSIC JAPANから
シングル「Let's get a party」でデビューする、
SAYという女性シンガーのフライヤーなのですが、
こんな宣伝コピーが。
ウェッサイ・シーン注目のシンガーSAY(セイ)
いよいよデビュー!
ジャパニーズ・ウェッサイ・シーンで数多くの楽曲に参加してきたSAYが
フィーチャリング・ゲストにKayzabro(DS455)を迎え、堂々デビュー!
ウェッサイって何!?
初めてきいた。
アメリカでは、ウェストサイド・ヒップホップってある。
西海岸ね。それは知ってる。
でも、日本にもあったの?
そして、こんなふうに、普通に使われるくらい浸透してるの?
西って、大阪? 博多?
当社と同じフロアにある姉妹会社、スワンソングで、
テレビ東京「JAPAN COUNTDOWN」の制作を手がける
小池清彦にきいてみたところ、
「ああ、これ、湘南とか横須賀とか、そのへんから生まれてきた
音のスタイルの総称なの。
でも、そんな浸透してる言葉じゃないよ。
こういうふうに、宣伝文句とかでは最近よく見るけど、
ファンが普通に使ってるかっていうと、そんなことないもんね」
だそうです。
あくまで音の総称であり、実際に湘南エリア出身のアーティストを
指すわけではないとのことです。
なるほど。納得。
そして、「えっ兵庫くん知らないの? 嘘ぉ!?」みたいな
言葉じゃなくて、よかった。
というようにですね。
仕事柄のせいか、音楽関連で、このように、
自分が全然知らない言葉が、さもみんな知ってるみたいに、
何の注釈もなく使われているのに出くわすと、すごくびびるのです。
「俺知らない!」「俺遅れてる!?」「俺ズレてる!?」
「俺ズットズレテルズ!?」と、激しく動揺するのです。
12年くらい前、当時創刊されたばかりのBUZZの、
第1回フジロックのレポート記事で、
クラウド
という言葉を目にした時も、そうだった。
「ライブのお客」とか「ライブの参加者」とか、
そういうニュアンスの言葉だけど、僕は知らなかったのだ。
とても動揺した。
何? クラウドって?
雲?
真木?
でも、あまりにも普通に、しれっと書かれていたので(しかも何度も)、
「どういう意味?」って、誰にもきけなかった。
半年後くらいに意味を知って、
「普通に“参加者”って書けばいいじゃん!」と思ったのを覚えています。