社交辞令は許さない

社交辞令は許さない

フジテレビ系「爆笑レッドカーペット」。
毎週必ず録画して観ているくらい好きな番組なんですが、
ネタが終わり、「大笑い」とか「満点大笑い」とかの
判定が決まり、カーペットが動いて芸人さんがハケる時に、
司会のひとり、中村仁美アナウンサーが、

「またお願いしまーす!」

って言う。必ず言う。
いつも、あれが、大変に気になる。
だって、あなたがブッキングしてるわけじゃないでしょ?
よく知らないけど、ディレクターとかでしょ?
あとで楽屋で芸人さんに、「ありがとうございます。
じゃあ、ぜひお願いします。次の収録いつですか?」って
言われたらどうするの?
ましてや、それが、永井祐一郎あたりの、そうしょっちゅう
出られるポジションじゃない人だったら。

そういえば「レッドカーペット」ってネタ見せがあって、
それを突破すると出られるらしい。
ということを、ダイノジのふたりのtwitterで知りました。
昨日行ったようです。
ってことは、

「またぜひネタ見せに来てくださいね。
出られるかどうかはあなた次第ですけど」

というようなニュアンスなんだろうか。
それとも、もうちょっと前向きに、

「またがんばってチャレンジしてね!」

みたいなことなんでしょうか。

いや、別に、「だからあれ言うのやめろ」と
責める気はありませんが、あの
「またお願いしまーす!」をきくたびに、

「つい言っちゃうけど、シチュエーションを考えると
必ずしもその場にふさわしくない社交辞令、もしくは慣用句」

というものについて、思いをはせてしまうのでした。

そういえば、数年前、こんな光景を見たことがある。
とある巨大ロック・フェスの、一番大きなステージに、お昼頃に
出演した、某バンド。
出番が終わり、ステージから去る時、メンバーの
何人かが、手を振りながら、口々に、

「気をつけて帰ってねー!」
「気をつけて帰ってねー!」

まだ帰らんわ! 
まだ昼じゃねえか!!
まだこれから、いっぱい出てくるわ!!!

と、参加者の多くが、心の中でつっこんでいるのが、
きこえるようでした。
当時まだ、フェスとかにあんまり出たことのないバンドだったので、
ワンマンの時のくせで、ついそう言っちゃったのだと思う。
2年後くらいにフェスで観たら、言わなくなっていたし。


書いてるうちに思い出した。
ウッチャンナンチャンがテレビに出始めた頃、だからもう20年以上前か。
彼らの持ちネタで、「社交辞令は許さない」というのがあった。
「今度飲みにいこうぜ」とか、
「(上京する友人に)じゃあな。遊びに行くからさ」とか、
そういう相手の言葉に対し、
「 いつだよー! いつ飲みに行くんだよー!!」
「いつ来るんだよー!!」
と、いちいち食い下がる、というコントでした。
大笑いした覚えがあります。

それはいいのですが、このブログ、終わり方を見失いました。
思いついたり、思い出したりしたことを、
無計画にそのまま書いていくと、収拾がつかなくなる。
という、好例だと思っていただければ幸いです。
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