チューニングの話 完結編

チューニングの話 完結編

すみませんしつこくて。
ギター・ベースのチューニングの話、
前の2回で終わるつもりだったんですが、
あれを読んだ友人のライター島田諭
(この人 → http://ro69.jp/blog/hyogo/18142
から、「なるほどぉ」と言いたくなるメールが届いたので、
そのまんまのっけます。

さっきのとはまったく違う説です。
以下コピペ。


兵庫さま

おつかれさまです。
忙しかったら読まなくていいですー。

ジェフ・ベック等のスーパーギタリストが、ライブ中にチューニングしないのは、
チューニングの狂う確率が圧倒的に低いギターを使っているからです。
つまりは基本、狂わないんです。
だからチューニングの必要がないのです。
おそろしく単純な理由なんです。

ペグ、ナット、ブリッジ、使用する弦。
スーパーなギタリストほどこういったもの、そしてメンテナンスに気を遣います。
異常なほど気を遣います。

つまり、スーパーなギタリストほど、チューニングの狂う確率が圧倒的に低い
ギターを「作り出している」んです。
そのための労力は絶対に惜しまない。

エディ・ヴァン・ヘイレンが弦を鍋で煮てからギターに張る、
というのは有名な話ですね。
聞けばなるほどなアイデアですが、そんなことを思いつく、
そんなことをしてしまうなんて、病的としかいいようがありません。

だけど、ギターを弾くことに対し、それだけ必死だということであって、
となれば、当然、いつも側にいるローディもスーパーな存在であるわけで、
そういうギタリストと、そういうローディーが一緒に、
チューニングの狂う確率が圧倒的に低いギターを「作り出している」わけです。

そんなこと有り得ねえよ、と思うかもしれないのだけど、
スーパーなギタリストほど、メインとして使用するギターは
1本か2本しかなくて、弦が切れてしまったとか、
変則チューニングなど、演奏に直接的に関係する場合を除けば、
ライヴ中は基本的に、ずーっと同じギターを使っています。

たとえが古くて申し訳ないけど、くだんのエディもそう、
リッチー・ブラックモアもそう、マイケル・シェンカーもそう、
ナイト・レンジャーのふたりもそう、アン・ルイスが大好きだった
ジェイク・E・リーもそう。
そして、ベックやゲイリーもそうです。

どうでしょう、
なかなか説得力あるでしょ?


うん。あります。ねえ?
エディ・ヴァン・ヘイレンはギターの弦を煮る、というのは、
僕も昔、きいたことがある。

そういえば、前回登場した某レコード会社の知人(以下某レ人)も、

「そういうギタリストは、ギターを1本しか使わない」

と言っていた。
確かに、ゲイリー・ムーア、ほとんどギター・チェンジしていなかった。


あと、もうひとつ、某レ人曰く、
そういうギタリストのもうひとつの特徴として、

ステージに登場してから、置いてあるギターを持つ

のではなく、

ギターを提げた状態でソデから登場する

という特徴も、あるという。
ええと、ゲイリー・ムーアとマイケル・シェンカー、どうだったっけ。
ちょっと思い出せませんが、説得力はありますよね。


あと、話がそれますが、

エフェクター使わないで、ギターからアンプに直で
シールドをつっこんで弾くギタリストが、一番かっこいい

っていうの、ありません?
これはさすがに、めったにいないけど、アベフトシがそうでした。
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