NICO、テナー、バニラズが集結したJAPAN CIRCUIT。極上のロックンロールパーティーだった

絶品のロックンロールが思いっきり堪能できた一夜だった。
go!go!vanillas、ストレイテナー、NICO Touch the Wallsが集結した55回目のJAPAN CIRCUIT。

トップのバニラズ、今回が55回目=ゴーゴーということもあり、気合いは十分。
牧は、テナーとNICOはバンドを本格的にやる前からずっと好きでその2組と対バンできて本当に嬉しい、
と感激を露わにしていた。
時にスウィングし、時にブルージーな、ノスタルジーがちりばめられたロックンロールショウ、
メンバー4人全員でマイクリレーする“デッドマンチェイス”からの“スーパーワーカー”という流れ、すっごく良かった。

明日明後日とライブにもかかわらず、出演を快諾してくれた男気のストレイテナー。
5年ぶりのJAPAN CIRCUIT、その時はくるりと初対バンでそこから仲良くなった、
でも今日の2バンドとは既に仲良くて、と話すホリエ。
先ほどのバニラズだったり、数多くの後輩バンドからリスペクトを集めているが、本当にテナーのライブは懐が深い。
ドライブしまくりのロックンロールも、流麗なバラードも、誰も置き去りにせず、地平線の彼方に連れて行く。
さすがだった。

トリのNICO。
酸いも甘いも嚙み分けたような極上のロックンロールが、堂々と、まっすぐに鳴っていた。
光村は、10年前に初めてJAPAN CIRCUITに呼ばれた時はトップだった、いつかトリとして良いライブができることを願っていたというようなMCをしていた。
アンコールは、4人ともこの日のイベントTシャツに着替えて“Broken Youth”を。
この10年間で重ねた思いやこれからの決意を乗せた今日の“Broken Youth”は、とにかく力強く頼もしかった。

3組ともの口からお互いへの深いリスペクトが明かされ、そしてロックンロールの素晴らしさが溢れた時間に満員のお客さん、すごく幸せそうだった。

写真はこの日のイベントTシャツ。
(小松)
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