FABRIC THEATERと題しているだけに、まず冒頭で金澤ダイスケと加藤慎一があの映画泥棒に扮した映像が流れたり、ステージ上にポップコーンが置かれたりと、映画館仕様。
ライブはというと、3人+BOBOがスタジオでめちゃくちゃリラックスしてセッションしてる場に招かれたような雰囲気だった。
基本山内はアコギ、金澤はピアノ、加藤はウッドベース、BOBOはパーカッション多め、
という編成で、丁寧に曲を奏でていくのだが、
山内の歌、本当にどんどん良くなっていると実感した。
ソロでも様々なライブに出たり、あらゆる経験によってボーカリストとしての奥行き、説得力が強くなっている。
途中のカバー曲コーナーは、メンバーがソファに座り、やる曲目をランダムに決めていき、かなりのゆるさだった(笑)。
しかし、JUDY AND MARY“LOVER SOUL”、秦基博“ひまわりの約束”といった名曲群のフジファブリックバージョンも絶品。
特に、山内だけでなく、加藤、金澤のソロのヴォーカルパートもあったSMAPの“ダイナマイト”は聴きごたえがあって、
まだまだフジファブリックの可能性が広大であることを示していたように思う。
金澤が仮装?もして歌った“もののけ姫”はシュールだったが。
“笑ってサヨナラ”が久しぶりに聴けたのも嬉しかった。
発売されたばかりのシングル“SUPER!!”もアンコールで披露。
来月リリースされるフジファブリック史上随一のパワフルでポップなアルバム『STAND!!』を象徴するアッパーな曲だ。
11月30日発売のJAPANにロングインタビューが掲載されます。
COUNTDOWN JAPANは12月30日に出演。
http://countdownjapan.jp/
(小松)