アルバム『BABEL』を引っさげた、9mm Parabellum Bulletの3都市ホールツアー「TOUR OF BABEL」、初日の神奈川県民ホール公演を観た。
事前予告されていたとおり、サポートギターとして何度も参加している武田将幸(HERE)に為川裕也(folca)も加えての5人体制、そしてかみじょうちひろが前に出てくる(サポートふたりは奥へ)という新鮮なフォーメーションだった今日の9mm。
ギター3人による音圧は凄まじかったし、フロントにあの要塞ドラムが配され、メンバー3人が横並びになっている画もめちゃくちゃインパクトがあって、耳でも目でもいつも以上に刺激を受ける、ハイパーなライヴだった。
だからこそ、「9mmの楽曲をライヴで演奏するってすごいことだ」とか「アンサンブルが本当に緻密だ」とかいう、そもそもの「9mmらしさ」を強く意識させられる。
菅原卓郎が何度も「みんなのおかげでバンドが続けられる」と言っていたように、今の9mmは万全な状態ではない。
でも、そんななかでこのめちゃくちゃかっこいいライヴができるということのすごさと、滝善充の帰りを最高の状態で待つための覚悟を感じた。
本当に素晴らしいステージだった。(塚原)
5人体制の9mm、めちゃくちゃハイパーだった
2017.06.11 21:48