MINT mate boxに取材。こういうバンドもありなのです

MINT mate boxに取材。こういうバンドもありなのです
3rd EP『ideal』をリリースするMINT mate boxに取材しました。このバンドのユニークさを語るには、まずメンバー各々のことに触れるのが一番わかりやすいと思うので、早速紹介するとしましょう。自身のブランドであるCHIHIRO YASUDAのデザイナーで、女子からの熱い支持を集めているファッションリーダー・やすだちひろ(B)。元英会話講師で、インスタグラムに投稿している『使える英語』が、とてもためになると大評判のmahocato(Vo・G)。パズドラ関連のツイッターのフォロワー数が約5千人、頻繁に投稿するラーメンの写真が実に美味しそうなKJ(G)――という3人によるバンドです。

本格的な音楽活動の経験が元々あったのはKJのみ。MINT mate boxの始動に伴い、アコースティックギターしか持っていなかったmahoはエレキギターを購入。やすだは、弾いたことが全くなかったベースを購入して練習に励んだそうです。そして本格的に活動をスタートさせたのは昨年の1月。着々とライブと作品リリースを重ねて、来月には全国7ヶ所でMOSHIMOとの2マンライブを行う予定。驚異的なスピードで進化を続けています。

先述の通り、音楽活動の経験が比較的浅いメンバーたちによるバンドですが、だからこそ「音楽って素晴らしい! 楽しい! すごい!」というピュアなエネルギーを手にしているのが強みとなっています。メンバー各々の特技を入口にしてたくさんの人々からの注目を集めつつ、様々なカルチャーとリンクしていける可能性を徐々に高めている活動は、ファッション、アートワーク、ライフスタイルなど、幅広い分野への興味の扉を開いてくれる「音楽」「ロックバンド」という表現の特性を絶妙に捉えていると言えるでしょう。

そして楽曲の良さも特筆すべき点です。最新作『ideal』には、このバンドを初期から支えているヤマモトショウ(exふぇのたす)が提供した楽曲が収録されていて、ひろせひろせ(フレンズ/nicoten)がアレンジャーとして参加していたりもするのですが、この3人の持ち味が最大限に活かされたキャッチーなメロディ、フレーズの宝庫です。ヤマモトとメンバー同士の何気ない会話から曲が生まれることが多いらしく、「とても自然に表現できています!」と、本人たちは今回の取材で実に活き活きと語ってくれました。

記事のスペースの関係上、どうしても載せることができなかった、やすだの発言も紹介しておきます。『ideal』の収録曲で、やすだが作詞を手掛けた“君のことで悩みたい”にこめた想いを語ってくれた部分です。メンバーたちのこのバンドに注いでいるエネルギーの大きさが伝わってくるのではないでしょうか。

「活動が始まってから悩むことがたくさんあったんです。でも、MINTとして表現することが見えだしてからは、そういう悩みやフラストレーションを徐々にポジティブに捉えられるようになったんですよね。“君のことで悩みたい”の『君』って、メンバー、スタッフさん、お客さんとか、いろんな人を指しています。気にしなくていいSNSのコメントを気にし過ぎてしまう時間とかがあるんだったら、今自分がやりたいことに関する悩みで悩む方が絶対にポジティブだし、楽しくなるはずだなと思っています。初めてこの曲をmahoに歌ってもらって、みんなでスタジオで合わせた時は、泣きそうになりました。ライブで演奏する時に泣かないか不安なんですけど(笑)」(やすだ)

バンド結成に関するぶっ飛んだエピソード、SNSの活用の仕方の上手さ、最新作にこめられた想い、抱いているビジョンに迫ったインタビューは、『ROCKIN'ON JAPAN』11月号に掲載するので、読んでいただけると嬉しいです。「こういうバンドの形もありだよね!」と、新鮮なものを感じられるのではないかと思います。(田中大)
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