作詞をしたリコ(Vo・G)はインタビューで「自分は《愛想いいだけの女の子》」だと素直な気持ちを語ってくれた。だからこそ脱却したいという想いがこもった歌詞だから、より一層リスナーの心に響くのだろう。
もうひとつの新曲“ふたり曜日”は、性別も飛び越えてどんな形の恋愛にも寄り添う楽曲になっている。これまで恋する女の子の気持ちをたくさん描いてきたリコが「私」という一人称や女子特有の表現を使わずに書いた歌詞は、とても優しくてあたたかい。
今年5周年イヤーのヤユヨ。この5年の間にもさまざまなチャレンジをしながら進化を遂げてきた。
“エス・オー・エス”と“ふたり曜日”も、ヤユヨが得意とするラブソングでありながらも、今までにないアプローチでそれぞれ異なる恋愛模様を描いた、新たな一面を垣間見れる楽曲に仕上がっているので、ぜひどちらも聴いてほしい。
インタビューはリコとぺっぺ(G・Cho)のふたりだったが、9月末の公演からはな(B・Cho)がライブ復帰という嬉しいニュースも飛び込んできた! 秋のツアーも元気に駆け抜けてくれますように!(有本早季)
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