7月から全国を回っていた1stワンマンツアー「冥冥」は、チケットが取れないという声が多く上がっていた。
ライブを観れば「そりゃそうだ」と思うほど、メンバー3人それぞれのパフォーマンス力はライブを経るたびに上がっているし、毎回驚くほど気持ちいいタイミングと大きな声でシンガロングが巻き起こることも、Chevonがそれだけ観客一人ひとりを曲の世界に引き込んで魅了している証で、すごすぎていつも笑ってしまう。
バンドを結成してから約3年半。フェスやイベントでたくさんライブを重ね続けるどちらかというと泥臭い活動で、このスピード感で進化し続けるChevonはやっぱり只者ではない。
私の姿を見て少しでも希望にしてもらえたらと、最後に谷絹茉優(Vo)が口にした言葉も印象的だった。
日々移り変わる音楽チャートを見ていると、もしかして誰が歌っているとかリスナーは気にしていないのかも、と雑誌でアーティストの言葉を届ける仕事に携わっている身としては虚しくなることがあるのだが、Chevonのように、自分たちにしかできないライブパフォーマンスを届けることで、存在感を放って規模を拡大していくバンドは私にとっても希望だ。自己紹介的な期間を終え、来年から始まる「Chevon第二章」では、もっととんでもない景色を一緒に見たいと思った。
11月29日発売の『ROCKIN'ON JAPAN』1月号では、アンコールでも披露した新曲“銃電中”と、急成長を遂げるバンドの今をありのままに語ってもらったので、ぜひチェックしてほしい。(有本早季)
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Chevonが駆け上がっていく姿に希望の光を見た、Zepp Shinjukuでのワンマンツアー「冥冥」ファイナル公演
2024.11.28 18:30