ちゃくらは今どき珍しいくらいにバンドマン然としていて、ロックバンドのライブと言われてみんなが頭に思い浮かべるようなまっすぐなライブをやるし、ちゃくらが「ハイエースに乗ってみんなに会いに行きます」と宣言するのは様になるしかっこいい。
にもかかわらず、歌っていることは実はものすごく繊細で、恋をして相手に振り回されて、好きな人に愛されないと自分の存在価値すら認められなくなってしまうような脆さが描かれていたりする。
デリケートな感情を勢いのままにぶっ放す、危うさすら感じるパフォーマンスだから、こんなにもフロアを熱狂させるのだろう。
来年の3月には全国5都市を回るツアーも発表された。各地のライブハウスで、そのヒリヒリとしたパフォーマンスを見せつけてほしい。（有本早季）

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