12月5日に行われたKT Zepp Yokohama公演を観た。彼らのライブは、いつだってオーディエンスを含めた会場にいる全員がプレイヤーとなって作り上げているという実感と一体感に心が埋め尽くされてしまうのだが、今回はいい意味で最高のステージを「目撃」した、そんな気分。もちろんただ観ていたわけではなく、会場にいる人々も次から次にステージに引っ張り出されたような錯覚さえ覚えるほどに、やはり全員で作り上げたライブだったことは間違いない。終演後、クラップをした手はぼんわりと熱を帯びていて、手のひらの上にはまだかすかに音のかけらみたいなものが転がっているような気がして耳を覆うと、今日のハイライトが何度もリプレイされる。寒空の下、彼らがそっと胸に点した灯を寄辺として私たちは日常に、それぞれのすみかに帰っていくのだ。(橋本創)
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