今、MステでCoccoが歌った。
会社で観ていて、終わったあとみんなしばらく言葉を失ってしまうほど、もう、とんでもない歌だった。
鳥が堕ちた
私が殺った
8月15日、渋谷タワー・レコードで歌ったこの歌(“絹ずれ”)を 9月11日の今日、電波にのせて歌う。 これは単なる偶然なのか? それともCoccoの意志なのだろうか?
いずれにせよ、
生きる重みを、全身の力をふりしぼって歌ったとんでもなく美しい歌だった。
独りで行くのは
皆 同じだろ
おとぎ話の数
泣いて
途中から、沖縄の言葉で歌った。その迫力がさらにすごかった。
雲の上にいるみたいなもくもくのスモーク、白い羽根がいっぱい降ってきた。
独りで泣くのは
今度だけだろ
おとぎ話は捨てて
行け
巨大すぎる才能とぎりぎりの体力を抱えて、Coccoは再び歌へと向かった。
せつなくて厳しい道のりだ。
でも、こんなにすごい歌を持ってるCoccoは、やっぱり音楽の神様に歌わされてしまうのだ。(井上)