以前JAPANのNEW COMERで紹介したFOX　LOCO　PHANTOMの１stフルアルバムが本日、リリースされた。
その名も『ギムギムの森』。なんじゃそりゃ？
早く人間になりたい、とサウンド全体で喘いでいるような、でも、どう聴いても生き急いでるとしか思えない凄まじいテンションと疾走感がつまったアルバムだ。
１stミニ・アルバム『百花繚乱』が気になって、ライヴに行ったらヨダ（Vo）がステージから投げた十手が飛んできて自分のブーツに当たってびっくりした。 おしぼりとか食パンとかエロ本とか、そういう変わったものが飛んでくるライヴというのは過去あったが、十手って……。
文学と70年代歌謡と不思議な和テイストが交じり合った、妖しい毒気を持ったバンドだが、サウンドはバキバキのギターロック。ジュリーとかイギーとかボビーとか、今時珍しいピン・ヴォーカルって本当はカッコいいんだぞ、と言いたかったとヒデヲ（B）は語っている。
ギムギム、なる語感が気になった人はぜひチェックしてみてください。（井上）