10-FEET

10-FEET

1曲目イントロと共にTAKUMAの「東京、めちゃくちゃにしてやるわー!」という女言葉の叫びでスタートしたZEPP TOKYOのライヴ。

揺るぎなく、それでいて自由にはじけたライヴだった。3人のそれぞれの演奏フォームと3人トータルのフォーメーションが綺麗のは10-FEETの特徴だが、この日は特に無駄が削ぎ落とされてなおかつダイナミックな頼もしいパフォーマンスだった。

アルバム「Life is sweet」は多くのキッズがここに自分たちの最高の遊び場があると改めて気付いた作品で、今の彼らのライヴにはその熱気が一気に押し寄せている。当然ながらそういうとき新たなファンと長年のファンの間の楽しみ方やマナーの違いの問題も生じる。しかし、そういった状況になったときに多くのバンドが帯びる危うさが今の彼らにはなかった。

実は3日前の対談のあとにTAKUMAと2人でお茶をしながらいろいろなことを話したのだが、彼は今のツアーに伴う大きな期待と責任の両方にしっかり応える強さを確実に形にしようとしているように思えた。そして、その通りのライヴを本当にしていて胸が熱くなった。

「俺たちは取り返しのつかない後悔をしないために、小さな後悔を重ねていくんだよー!」というMCは、本当に強かった。ツアーの後半にどうなっているのかが楽しみだ。


全っ然関係ないけど行きの電車でダイノジの大谷さんに会った。10-FEETに行くのかと思ったらZEPPの2階にある店で麒麟の川島さんとトークショーの仕事なんだとか。帰りに本当にやっているのが見えて笑った。今年のM-1の見所を聞いたらいろいろなことを教えてくれて、楽しみが増えました。たぶんそのうち公の場で語るつもりの話だと思うけど。(古河)
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