黒猫チェルシー、『猫Pack』ツアーファイナル!
やっぱ新曲、カッコいい。
と同時にスケールアップしたハコで聴く“女とロック”は、すごいサイケデリック地獄ぶりだった。
“ショートパンツ”の♪ララララ〜という部分で客席からシンガロングが起こったら、大知は「え?」「なんて?」というコール&レスポンスをしていた。
中盤、「ああ、わが母校。青春の日々」という高校時代の楽曲をやるコーナーがあった。
個人的に初めて黒猫のライヴを観た時にやっていた“まるで星”が聴けて嬉しかった。
高校の時に自分たちでマイスペにあげたものの、パスワード忘れて消せなくなって未だに存在し続けているという。
「誰か消してください」と澤が言っていた。むちゃアングラだが、妖しくてカッコいい。 http://www.myspace.com/kuronecochelcy
他には澤が大知がそれぞれ前のバンドで作った曲。
さらに澤ヴォーカルによる“日は暮れて僕ははぐれる”という曲が、ちょっと初期エレカシみたいな、でっかい夕日に向かって吼えるような迫力があってびっくりした。
こんな曲やってたんだ。
2枚のアルバムからパンクのイメージが強い黒猫だが、過去の楽曲を聴くと懐の広さを実感させる。
そして、それは新曲の自由さへとつながってる。
……と思ったら、リチャード・ヘル、きたーっ!
そして本編最後は、憂歌団“嫌んなった”で終わった。
「ごめんね、がっちゃんだけ違う高校やのに」と大知は、ベース宮田岳に気をつかってた。
その宮田は、今朝まで熱があったらしい。だいじょぶか?
それにしても今日の黒猫を観て、ずいぶんバンド・サウンドにまとまりが出てきたなあ、と思った。
インタビューで、かつてなくバンドっぽい、と言ってたが、ゆるゆるの天然MCからも、その仲のよい空気感は溢れ出ていた。
(井上)