ライムスターの新作シングル

ライムスターの新作シングル

発売中のJAPAN12月号にインタヴューが載ってますが、ライムスターの最新シングル『WALK THIS WAY』が今日リリース。日本語ヒップホップの黎明期からシーンを作ってきたアーティストの中では、破格といっていいスケールで活動を続けている彼らが、文字どおり「このまま行くんだぜ」と宣言するような曲。Bach Logicの、大げさ寸前なのに壮大でドリーミーでぐっとくるトラックに、「輝いてる」「今この瞬間 途切れないよう 手を叩いて褒め讃えよう」という、かつてなくチアフルなリリック。「こう来たか」とか「面白いねー」とか思うよりは、「なんか嬉しいなあー」と思う聴き手は僕だけじゃないと思う。

インタヴューでは、今のライムスが、無意識に背負っているいろんな期待や使命について聞いた。日本語ラップのシーンは今、ポップなものもハードコアなものも、ちょっとした豊作期にある。そんな中で、いちばんマスとコアのツボを両方押さえてグッと押せるのが、彼らなんだよなあ、と。で、聞いたところでは、このまま次のアルバムも、さらにその先くらいまで見据えてどんどん活動しまくるそうです。楽しみすぎる。

ちなみにこのシングル、ジャケ写ではアメリカのハイウェイみたいな道の路肩で、3人がヒッチハイクしている。で、宇多丸が持っているダンボール紙に「Walk This Way」と書いてあるんだけど、普通に考えて車のドライバーから、「この道を歩け」というメッセージを見たら、素通りするしかないと思います。あと、Mummy-Dの表情がちょっと意外なほどユルい(笑)。さすが、前作『マニフェスト』が海外のウェブサイトで「2010年上半期、もっともイケてないCDジャケット」に、そうそうたる海外アーティストを押さえて第1位に選ばれてしまっただけのことはある。いや、もちろんホメてます!

あと、JAPANの誌面の写真では、「RUN-D.M.Cの『Walk This Way』のアナログ盤のジャケ写真を、白黒にした感じで!」って伝えて自分で撮った。できてみたら全然違ったけど、カッコいい写真になったと思います。ぜひチェックしてみてください!(松村)
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