渋谷AXでツアーファイナルを迎えたandrop。
まるで製図用具を使って描くかのように緻密に正確に音と音、言葉と言葉を繋いでいく4人。
そのアプローチでどこまでもエモーショナルに活き活きとした姿でオーディエンスと共に昇りつめていく、実に不思議なバンド。
確かなイメージを持っていて、それを潔癖なまでに執念深く追い求める内澤(Vo・G)の資質によるところが大きいのだろう。
これまでのロックともポップとも一線を画す独自のライヴ空間が確立しつつある。
メンバーは無愛想ではないけれど、MCではちょっとオーディエンスと距離を置いていて、演奏で一気に距離を埋めるのが芸風なのだが、今日は客席からのリクエストでメンバー紹介などをして盛り上がる場面も。
9月21日に初のフルアルバム「relight」をリリースすることも発表。(古河)