今日はMERRYのニューアルバム『Beautiful Freaks』のリリース日!
ということで、先日ヴォーカルのガラのインタヴュー+撮影をしてきた。
掲載は7月30日発売の『JAPAN9月号』。
「Beautiful Freaks」ってMERRYそのものじゃん!っていう、まさにセルフタイトルのようなアルバム。
「初心に帰ったと同時にベスト盤をつくるような気持ちでやった」とガラは語っていたけれど、
全16曲、なんだか命懸けの気迫を感じる渾身の1枚だ。
SE的な1曲目に続く2曲目の“finale”の歌い出しから、なんだか既に切ない。
前にインタヴューしたときにギターの結生が「ガラの声は叫んでいても歌っていてもどこか哀しい」というようなことを言っていたけど、本当にそう思う。
「レクイエム」がテーマだったという今作は、去ってしまった愛する人のために作られた曲もある。
でも、人のために作品を作るためには、きっとその人に恥じぬ自分でなければできないことだろう。
だから『Beautiful Freaks』は結果的に、とても自信に満ちている。
アウトサイダーであり異端である自分たちの美しさを肯定したアルバム、というか。
まるで見世物小屋のような不穏で美しい世界も、
ハイテンションで絶望とか消毒とか叫びまくる振り切れたバカっぽさも、
愛を求める哀しみも、
道なき道を進むような求道的なシリアスさも、
MERRYがこれまで発掘してきた宝物を何一つ捨てることなく、最高の形に昇華している。
歪で過激だけどポップ、というMERRYの面白さ全開。
ファンにとっては「待ってました!」っていう作品だと思うし、
MERRYビギナーには入門編としても最高。
ぜひ聴いてほしい。
撮影中はあんまり笑わないけど、ブログなので笑顔の写真で。
そういえば取材日はガラの誕生日翌日だった。(福島)