みなさん、Dr.DOWNER はもう聴きました?

みなさん、Dr.DOWNER はもう聴きました?

ファーストフルアルバム『ライジング』をリリースした4ピースバンド・Dr.DOWNER。
7月末のレコ発ライヴ@新宿初台WALLのこともブログに書いたが、
8/30発売のJAPANでは「NEW COMER」でがっつり紹介します。

ということで、中心人物の猪股ヨウスケ(G/Vo)に先日取材してきた。
『ライジング』、素晴らしいアルバムなんだけど、何が良いかってその説得力が半端じゃないのだ。
この日も猪股が会社が終わったあとの夜から取材をスタートしたのだけど、
Dr.DOWNERの音楽には、そういう猪俣自身の日常とか現実といったものが色濃く反映されている。
というか、そのものだと言っていい。

だからインタヴュー中、彼らの音楽について「表現」という言葉に
猪俣が抵抗を示したのにはとても納得がいった。
「表現とか言われると仰々しくなっちゃうから。
俺の言ってることは直接的なことだから表現とかじゃなくて、もう『俺』なんですよ。
俺の言いたいことを言ってるだけだよっていう」
と猪俣は言っていたが、その意図は彼らの曲を聴けばよくわかる。
だから彼らは平気で、
《パンクロックはオレの現実までは救えない》
なんて現実自体を、ロックにのせてしまうのだ。

この世界を支配するシステムを睨み、
上っ面の体裁や嘘っぱちに噛み付き、
「音楽があれば幸せ」みたいなロック幻想をひっぺがし、
それでも、何があっても、音楽を鳴らす。

むちゃくちゃ痛快なバンド。要注目。

ブログ写真、3回くらい撮ったけどこの顔をやめてくれなかった(笑)。そういう人です。(福島)
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