ロックバンドだけが表現しうるアートというものがある。一昨日発売されたJAPANのドレスコーズの写真、見てもらっただろうか?
平間至氏による高潔でロマンティックな最高のロックフォト! そう、このドレスコーズの写真はまさにそれを証明するものだ。このバンドはそれをなんの気負いもなく、ただそこに立つだけでさらりとやってのけることができる。なぜなら本物のロックバンドだから。
もちろん平間至さんという天才だからこそそれを実現できたわけだが、それを差し引いてもこんなにロックが一瞬にしてアートになるバンドはなかなかいない。ちなみに上の写真は私が携帯(スマホですらない)で撮った写真なので、それが嘘でないことがわかるはず。
志磨と馬、というコンセプトは実は何年も前からやりたかった企画で、乗馬シーンもいっぱい撮影してもらった。どれも素晴らしくセレクトを悩みに悩んだが、やっぱり、ロックバンドとしてのかっこよさで押し切った。つまり馬がいなくてもよかったといことで若干複雑な気持ちではあるが…。他の名作もいつか日の目を浴びることを祈りたい。
(つづく)。
(井上)