海と馬とふたりの男、なのになぜこんなにロックを感じるのか? JAPANドレスコーズ番外編写真、その2。本誌掲載写真とは全然違うけど、かっこいいでしょ?
ちなみに写真も素晴らしいが、テキストも画期的だと思う。ファーストアルバムでしかできない記念碑的なインタヴュー。しかもそのアルバム『the dresscodes』がどこを切ってもかっこいい、異端にして王道、最新兵器にして金字塔、みたいなロックアルバムなのだから。
いつも雑誌が発売になる頃には、次号を全力で作り始めているので、出来上がったJAPANをじっくり読み返すことはあまりない。けれどもこのドレスコーズの記事は、なぜか何度も読み返してしまう。たぶんロックにとって最も大切な何かが詰まっているからだろう。
洋邦含め多くのミュージシャンに取材させてもらったが、デビューアルバム・インタヴューというのは絶対に一度しか立ち会えない特別な瞬間で、個人的にも忘れられないものとなる。毛皮のマリーズのデビューアルバム『毛皮のマリーズ』のインタヴューも大切な記録だが、この記事も多くの人にとってそんな特別なものになってほしい。
ドレスコーズの誕生の瞬間に立ち会えたことを幸せに思う。
(さらに続く)
(井上)