新ベーシスト、ジュリエッタ霧島のバカテクがヤバイと話題のキノコホテル。

新体制でのライヴは二度見たが、正直わたし 、見るたびに鳥肌が立つ。

もちろんバンドって演奏のテクニックだけでは語れない部分のほうが多いし、
バンド独自のグルーヴをいかに出せるかのほうが大事だと思うのだけど、
キノコホテルの今のステージはそんな新体制をめぐる心配を全てふっ飛ばす勢いがある。

ライヴ後に楽屋で「すごいバンドになりましたね！」なんて言うと、
マリアンヌには「あら、今までだってすごかったでしょ？ 」とあっさり返されたが……。

いやいやいやいやいや！
本当はめっちゃ手応えを感じている、はず。
心なしかマリアンヌも何かリミッターがはずれたような全開のヴォーカルだったし。

最近はケメ＆ファービーのパフォーマンスがあがってきたこともあって、
キノコホテルがようやくいろんな誤解とか偏見を越えて、
自分たちのバンドの地力を最大限に発揮していけそうな予感がする。

と同時に嬉しかったのが、音楽的な部分での驚異的なジャンプアップがありつつ、
やっぱりマリアンヌはライブ中、キーボードの上に乗るんだなーってこと。
良い意味での見世物感も失わないまま、キノコホテルがどんどんたくましいバンドになっていく。
ほんと目が離せないバンドです。写真は前号のbridgeより。（秦）