忘れらんねえよはパンクロックで生きていく


6月21日発売のニューシングル『僕らパンクロックで生きていくんだ』、とてもかっこいいです。
というか、前回のシングル『この高鳴りをなんと呼ぶ』から、忘れらんねえよというバンドがいきなり本気出したという感じがするのは僕だけでしょうか。いや僕だけではないはずです。

あ、「本気出した」って今まではふざけてたのかというとそんなことはなく、仮にふざけてるように見えたとしても彼らはいつだってマジだったのですが、でもそのマジをストレートに、照れずに、包み隠さず、ありのままに、出すようになったのがここんところのシングルなのだと思うわけです。
それができるようになったのはなぜか。
一言でいえば、わかってもらえたからなのではないかと思います。伝わる、という実感が確かに得られたからなのではないかと思います。

それで出てきたのが、つまり“僕らパンクロックで生きていくんだ”です。
パンクロックで生きていく、生きていける、そう堂々と言えるようになったのが今の忘れらんねえよなのです。
5月30日発売のJAPAN7月号で、インタヴュー掲載します。
写真はインタヴュー時のもので柴田ひとりですが、写真は3人で撮ってます。そちらの様子はまた追って。

ちなみに、今回のシングルの2曲目は“おしぼりを巻き寿司のイメージで食った”という曲です。
さっぱり意味が分からないし、ふざけ臭がプンプンしますが、じつはこれもただのネタ曲ではないと思っています。

ところで、ツイッターで忘れらんねえよのSEXジャンプがちょっと流行ってるらしく、いたいけなティーンエイジャーがSとEとXの形でジャンプしている写真が多数ネットを漂っていますが、それはちょっと、この国の行く末においてどうなんだという気はします。(小川)
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