LITE、すさまじいダイナミズムの新作『Installation』

LITE、すさまじいダイナミズムの新作『Installation』

インスタレーションというのは、単体の作品ではなく空間そのものを表現として体験させる芸術のこと。
その言葉をタイトルに冠したLITEの新作は、彼らのライヴのダイナミズムと、その場で生まれるグルーヴをはっきりと音像化して提示する、新境地といっていい作品。
前作『For all the
innocence』ではシンセを大胆に取り入れて音楽的に新たなフェーズへと突入したが、今回は再び生音メインの音作りに立ち返り、バンドの地力と人間が鳴らす音のパワーで風景を一変させるという、つまりさらに高いレベルのインスト・ロックをやり切った。

もちろんずっと前からLITEはすばらしいライヴバンドであり続けてきたわけだけど、じゃあなぜLITEのライヴがすばらしいのかというテーマを、バンド自身が咀嚼し、それをアルバムという形に落とし込んだのが今作。
どうしてこういう作品を作るに至ったのか、その裏側にある現在のLITEに対する自信を、武田信幸に語ってもらったインタヴュー、明日発売のJAPAN7月号に載ってます。

いつもどおりひょうひょうとした語り口で、でも明らかに充実しきっている表情で、バンドの現在地を示してくれました。(小川)
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