MUCC、コンセプトライヴ「Hypnos & Thanatos」を渋谷AXで観た!

MUCC、コンセプトライヴ「Hypnos & Thanatos」を渋谷AXで観た!

土曜日の夕方、渋谷AXでMUCCのライヴへ。

MUCCは今、「Hypnos & Thanatos」と名づけた2Daysのライヴでツアー中で、その東京公演の2日目を観てきた。これ、どういうコンセプトのライヴなのかというと、Hypnos(ヒプノス)=「眠り」とThanatos(タナトス)=「死」というテーマで、まったく違った趣きのセットリストが組まれている。で、もっとざっくり言ってしまえば、ヒプノスがメロウでじっくり聴かせる曲、タナトスはとにかくもう、暴れまくれる曲という静&動な2日間。

で、今日はタナトスのほうだったので、僕は2階席から見ていたけれど、そりゃもう爆発的なテンションのまま走り切るようなど根性のパフォーマンスだった。
ネタバレになるから詳細は書かないけど、最新シングルからちょっと前の曲まで、MUCCのアグレッシヴさが様々な時期のアレンジで次々に襲いかかってくる感じ、めちゃくちゃ楽しかった。満員のお客さんが、完璧なフリと合いの手でそれに応えながら、モッシュとダイブでそこからカオスに突入していく感じも、MUCCならではの濃厚なコミュニケーションだと思った。

アンコールのMCでは、リーダーのミヤが渋谷AXでの初ライヴのことを思い出しつつ(メンバーはみんなちゃんと思い出せなかった(笑))、この場所がなくなってしまうことの寂しさに触れた。たぶんオリンピックの再開発も関係しているのかもしれないけど、やっぱりAXがなくなってしまうのは、とても切ないことだ。なにより、小さなハコからキャリアを始める多くのバンドたちにとって、ここでやれること、ここをソールドアウトすることのハードルは、確実にひとつの励みになってきたから。しかし、MUCCが初めてここでやったのが13年前(?)というのもすごい話というか、さすがだと思った。


終演後、ちょっとだけ会話したミヤは、まだまだ今月末のスタジオコーストのツアーファイナルまで、静かに闘志を燃やしていた。彼が最新シングル『World's End』について語ったインタヴューはいま発売中のJAPANで読めます。まだの人はぜひチェックして下さい!(松村)

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