すでに山崎洋一郎のブログでも紹介されているとおり、彼女自身の持つベクトルとスタッフのそれが補完し合いながら互いを加速させていく、理想的ともいえるステージ運び。
まったく中だるみしないまま、2時間があっという間に過ぎていった。
基本的なトーンは、オリジナルの最新作『PAST<FUTURE』で見せた
近未来的なダンス・エレクトロをさらにライブ寄りに研磨したもので、
サウンド・アレンジはより骨太に豹変し、
彼女のダンス、そして表情も一層逞しさを増している。
ステージ・セットも、これまでのゴージャス感とは全く変わっていて、
シンプルにして精悍な作り。
かつてのツアーで見せた彼女のイメージが、
「プリンセス」あるいは「クイーン」といったものだったのに対し、
今回は、「戦士」「勇者」といった言葉が似合いそうな気がする。
写真は、開演前に撮った代々木競技場の裏側の風景。
昨日の暴風雨が嘘だったかのように、青空の広がった今日の東京でした。