Base Ball Bear@日本武道館に行って来ました


2年前の武道館と比べると全員の力量、というより信頼感が俄然大きくなっていて、それぞれがそれぞれの場できちんと主役を張れているステージ。
それが互いに自由と余裕を与え合い、結果としてバンド総体のスケールが
一層増長していくという好循環の見本のようなライブ。

堀くんの、観客に“見せる”ドラム・ソロは彼のキャラクターあってこそだし、
左右のステージ袖を一番激しく使っていたのは湯浅くん。
史織ちゃんはバックアップ・ヴォーカルが、よりクリアーなものになっていて
総じて言うと、小出くんが歌詞をきちんと聞かせるべく丁寧な歌い方を心がけていても、
ステージ全体の派手さ・華やかさは以前以上のエネルギーを放ち続けていた。

とにかく突っ走るしかない!というがむしゃらな時期を過ぎて、
各自それぞれの信頼の下に、バンドに奉仕するべき新たな術を見つけた現在。
次なるフェーズに突入したことを宣言する、会心過ぎるライブだった。

5月からはアルバム『新呼吸』を引っ提げての全国ツアーもスタート。