選曲の偏りがすごいベスト盤に出会いました


中古盤屋でエサ箱を適当に漁っていて発見したAl Stewartの初期ベスト『The Early Years』(1976年作品)。
何気なく買って、選曲具合を調べてみたら、ものすごい偏りっぷり。

1970年前後のオリジナル4作から選曲した2枚組LPなんですが
2枚目の選曲・曲順は2ndアルバム『Love Chronicles』と全く同一。つまり、そのまま。
で、1枚目にそれ以外の3作からの曲、という中身になっている。

『Love Chronicles』が代表作にして名作ゆえ、削れる曲が無い、と判断した時点で、
だとしたら順番もそのままだろ!という話になったんだと察せられますが、
本当に実行してしまえる勇気に、ちょっと感動してしまった。

アーティスティックな目線が尊重されていて、あの時代らしいな、と嬉しくなりつつ、でも
ちゃんと売れたんだろうか?という老婆心も、勿論あります。もう大人なので。

余談ですが、その『Love Chronicles』でリード・ギターを弾いているのは
当時、スタジオ・ミュージシャンだったジミー・ペイジ。