ブライアン・イーノ、ボウイのヴォーカル・メソッドを語る


★4月27日に、まるで宇宙の真理を読み解くような最新作『ザ・シップ』を日本先行リリースしたブライアン・イーノですが、

最近の米ローリング・ストーン誌の取材中に、
旧友デヴィッド・ボウイとの作品制作中の思い出について訊かれ(イーノはボウイのベルリン三部作=『ロウ』、『ヒーローズ』、『ロジャー』を共作している)、

生前のボウイ独特の「レコーディング中のVo録りメソッド」について初めて開陳しています。


「彼(ボウイ)がスタジオで曲のヴォーカル録りをする様子を観察するのは僕にとって非常に興味深かったね。
実際に録音をする前にあれほど念入りに下準備をして臨む人は見たことがないよ。

彼のヴォーカル録りの下準備というのは、まずその歌を歌っている人物になりきることから始めるんだ。
だから同じフレーズを色んな声色を使って歌ってみたり、
歌う時の”立ち方”やポーズまでいろいろ変えてみたりして役作りを模索するんだよ。まるでメソッド・アクターのようにね。

で、彼の中でその”役作り”が定まった後は録音もすべてがぴったり収まるんだ」。

若かりし頃から「歌舞伎」や「能」など、日本の伝統芸能に傾倒していたボウイらしいエピソード♪
児島由紀子の「ロンドン通信」の最新記事
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